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・西尾憲一
(鍼灸マッサージ師)

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  2006/12/25 鬱病を考える  病気に対する知識と理解

▼ 鬱病などの精神疾患に対する知識と理解

 “外に出るのが怖い”  “人と会うのが怖い” “この世で生きていくのがつらい”・・症状としてよく聞かれる言葉です。
 普通の人にとっては、こんな言葉を聞くとどう理解していいかわからないしどう対処すればいいかわからなくなってしまいます。
本人も自分が変だと思っていたりすると、誰にも相談できなくて、ますます落ち込んでしまいます。

 それでは “かぜひいて熱が38度・体がだるい”  これならほとんどの人は それはあんな状態だな・ということが理解できます。
 理解できない/できる・この違いは、単に同じ体験があるかないか・というだけのことだと思います。
 外に出るのが怖いという体験は、普通はほとんどありませんが、 高いところから下を見ると怖い・ 蛇が嫌いなので怖い・・これなら体験があるのでわかりますよね。 どちらの怖さも、 観念的な怖さではなく、落ちたら死ぬかもしれない、かまれたら死ぬかもしれない・という生命が発する生命の危険に対する恐怖です。
外に出るのが怖いと感じている状態は、おそらく もうこりごりだ・というような量的な怖さのように思います。
 鬱病やパニック障害などの疾患は、かなり認知され理解されやすくなってきましたが、それでもまだ正しく理解してもらえない状況は多くあります。
どのような病気でも同じですが、とくに物的な障害がない精神疾患には、周囲の正しい理解が最も必要だと思います。

投稿者 nishio : 13:43 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2006/12/24 鬱病を考える  そうなりやすい人

▼ 鬱病を考える  そうなりやすいタイプ

 大ざっぱな話ですが、体の感覚というのは、人によってずいぶん違いがあります。
感度のレベルもそうだし、感覚の種類にも偏りがあります。

 とっても強い肩こりがあるのに、それを感じていない人・ そこに触れても感覚がない・・というように感覚が鈍化した人。
 逆に、ちょっとした頭痛にも大騒ぎするようなタイプの人が敏感かというと、そうでもない場合が多いと思います。

 感覚として大切なのは、そこがきちんと見えていて、正しい情報として受け取れているかどうかということです。
前述の “もう一人の自分”が、疲れたとか痛いとか、だめだとかいう反応を出しているにもかかわらず、それに気が付かないで、さらに疲労を重ねてしまうとか、 ちょっとした反応にびくびくして病院に駆け込んで、そこをきちんと見ないなどしてしまうことを続けてしまうと、感覚の鈍化が起きてきます。
 通常は、さらに強い信号が出て、それ以上は続けられなくなり、それで修復されるのですが、鬱病などの精神疾患にかかってしまうような人には、 もともと感覚の鈍化が起きやすい性質があったり、感覚の偏りがあったりする場合が多いと思われます。
 感覚は、環境に適応して生きてゆくための重要な機能です。 これが鈍化したり見えなくなったりすることは、夜間にライトをつけずに車を運転するようなもので、不安や恐怖を感じます。
鬱病の人がよく言う 「何かわからないけど怖い」というのは、このあたりの感覚をさしているのではないかと思えます。
 そして 怖いと感じているのは、自分ではなく もう一人の自分という別の人なので、 何だかわからないけど・・というような感覚になるのではないでしょうか。

投稿者 nishio : 13:08 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2006/12/23 鬱病と東洋医学

鬱病やパニック障害などの精神疾患では、東洋医学はとても適応であると考えます。
そして医療機関での診断や治療との併用が最も有効だと思います。

 精神疾患の患者の状態は常に不安定ですが上手な医師の治療した患者は、 完全に症状や不安を消さない程度に投薬で微妙に調整されています。
完全に消してしまわない・患者は常に自分の症状や状態が見えていて、自分で管理していなければならない状態になっています。
 このことで患者は常に自分の状態を診る習慣をつけるようになってきます。 自分を見ない・自分が見えないところからこれらの病気が起きたのではないかとも思えます。

 激しいパニック発作や、重い落ち込みは、それだけで治癒力を消耗してしまいます。 適度にそれを抑える治療と、自己免疫力を回復させ発揮させる治療。
 このように過剰なところを抑え・不足したところを補うようなサポートがうまく機能すれば、患者は自分で治してゆくことができると思います。

投稿者 nishio : 17:34 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2006/12/23 病気と闘ってはいけない理由

▼ 鬱病を考える 病気と闘ってはいけない理由。

 鬱病やパニック障害でなくても、普通に風邪をひいたときなどで私たちが思うことは
早く退治しなくては・・とか、こんなのは早く薬で消してしまいたい! とか もうこりごりだ 早くなんとかしてくれ!・・というように病気と闘おうとしともすれば殺してしまえばいいのだ・などと考えたりしてしまいます。
 症状がつらかったりすると大変なのですが、自分が病気と闘ってしまうと病気は治りません・または治りがとても遅れます。

 苦しんでいる人、怖いと思っている人、なんとかしてくれと悲鳴を上げている人は、あなたと一緒にいる もう一人のあなた・・つまり体という別人格です。
 そして多くの場合、不摂生・過労などでその体を苦しめたり いじめたりしているのは、あなたです。 病気を退治する・症状を消すという考え方や方法が、病気を治すのではなく、もう一人の自分を黙らせてしまう・消してしまう・さらに傷つけてしまうという方向になっている場合が多くあります。

 自分自身と戦うことは、病気が治るどころか、ますます苦悩に落ち込んでしまいかねません。
 まずは、自分の体の状態を、体に手をあてて、ここはどうですか? 痛いですかつらいですか? 冷えていますか?熱いですか?・・というように 友達に聞くように一つ一つ聞いて確かめてみてください。 もちろん言葉がかえってくるわけではないのですが、感覚として必ず返事は返ってきます。
それがわかるまで ゆっくりと手を当てて、その感触で確かめる・認める・理解する気持ち・それだけで体はとっても安心します。

 病気でつらいとき誰かが優しく手を当ててさすってくれたなら、とても安心できて早く治ってしまうことがあります。 でも本当に必要なのは、自分の手を当てることです。
 手を当てているうちに、 ここが痛いんだな・ここが冷えているんだな・ここはとても緊張しているなぁ・ここは今日もがんばってくれたんだなぁ・・というようなことがわかる。  苦悩を理解してあげることで、体はとっても安心します。
元気な自分も病気の自分も、どちらも死ぬまで一緒にいる もう一人の自分です。
 嫌って闘うのではなく、もっと好きになれたとき、そこから回復が始まります。

投稿者 nishio : 17:09 | コメント (2) | トラックバック (0)
  2006/12/19 もう一人の自分

普通に生活しているとき、もう一人の自分なんて考えることはないでしょうが「とっても観念的なことだけど、たまにはこんなことについて考えてみると、それまで気が付かなかった自分が見えたりします。

 誰しも自分は1つであり、自分の体は自分のものだと思って生活しています。 あるいは自分の体は自分の思い通りに動くものだと思っています。
しかし、日常の生活の中で、考えたり思ったり判断したり、 喜んだり悲しんだり悩んだりしている「自分」と、 手足を思い通りに動かしてくれて、なおかつ100年を健康で生きるために、ひたすら生命活動をしている「もう一人の自分」の2つの存在で私が構成されているのだと思っています。

形のない自分(気)と、形のある自分(肉体)の2つの個性が共存して生きていることを分けて考え、その中でさまざまな病状を見ると、見えなかったものが見えてくることがあります。
東洋医学には 全ての物事や状態が 「陰と陽」の2つのバランスによって成り立っているという考え方があります。 人の場合 気は陽、肉体は陰という性質を持ち、両者がバランスを保ちながら生きている状態が健康な状態であるという考え方です。

鬱病やパニック障害の患者によく見られる症状に 「なんだかわからないけど恐い」 というのがあります。
 自分が1つであるという前提で考えると 自分が怖いのに何で怖いのかがわからない・・精神が狂ってしまったんだと思ったりしてしまいます。
 でも、怖がって動けないでいる「もう一人の自分」に気がついた人が、自分で自分を治してゆく・・。
 そんな体験をいくつか見ると、観念的なものではあるけれど確信を深めてしまいます。

投稿者 nishio : 11:02 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2006/12/16 はじめまして(テスト投稿)

はじめまして!東京都杉並区の西尾です。
杉並区あさがやの治療室にて鍼灸マッサージ治療をしています。
視覚障害です。中途失明なので患者としてとくに眼科医との関わりが多くありました。
現在は肩こり・腰痛・神経痛など一般ヘルスケアに加えて、鬱病・パニック障害などの精神疾患に注目して力を入れています。

これら精神疾患の患者は20代30代の若い方が多く、一昔前では考えられないような状況になってきている気がします。
まだ始めたばかりで、わからないことだらけです。
そんな中で、いろいろ模索しながらチャレンジしています。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 nishio : 12:41 | コメント (2) | トラックバック (0)

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