MELIT:患者のための医療情報リテラシー
ヘルプ サイトマップ 縮小 拡大
医療者からの声
melit.jp since 2005
・仁野千香
(整形外科)

wwwを検索 melit.jpを検索
ご意見をお聞かせ下さい
MELIT:患者のための医療情報リテラシー
  > ホーム > 医療者からの声 > 仁野千香(整形外科) > まちの公共の場でタバコを禁止すると

« お風呂にはいったせいで感染したおばあちゃんの膝? | トップ | 最近はまっているもの »

2007年10月12日 まちの公共の場でタバコを禁止すると

私がスコットランドをちょうど離れる頃は、以前からだいぶもめていた「公共の場での禁煙法」がスタートした時でした。
つまりは、レストランやパブなど公共の場ではすべてのお店でタバコを吸ったら本人もその店などの経営者も罰せられる法律が始まった頃だったのです。スコットランドより前にすでにアイルランドではこの法律がスタートしていたのですが、イギリス(イングランド)先駆けての開始には賛否両論いろいろあったものでした。ご想像に堅くなく、喫煙者には愛飲家が多く、特にスコットランドでパブと言えば第2の家のようなもの。多くのパブの経営者は禁煙を余儀なくされることで客足が遠のくのではないかとはらはら。今までのように「分煙」にすればよく、禁煙にするほどでもないという意見も。

それから1年経ったのですね。公共の場での喫煙禁止法によってどうなったのか注目される中、こんなニュースが。


これは予想外といえば予想外。なかなか喫煙効果を数字に出して示す事が難しく、それによって禁煙を進めるのも難しかったんですが、こうやってはっきりと事実として示すことができて、がんばったかいがありましたね。心配されていた客足が遠のく→パブの収益がさがるといった悪影響もなかったようですよ。

タバコ=肺癌、という考えしかない愛煙家達にも、ここで警告。実際は肺癌だけでなく心臓なのですね。特に受動喫煙を強いられる友人、家族、お店のスタッフのことを考えると結局被害を被ってるのは吸っているひとの周りの人達。

そんなふうに考えると、タバコを吸っている人の隣にいるだけで、そのひとに’がつんがつん’と暴力をふるわれているのと同じ事なんではないでしょうか。殴られるよりも深くかつ決定的に、副流煙は心臓や肺を傷つけているのでしょう。

体に害がある、って言われてもなかなかやめられない愛煙家でも、こうやって周りに誰も吸っているひとがいなければ、peer pressureと呼ばれるコミュニケーション手段のためのタバコというプレッシャーもないですから、タバコを何となく誘われて吸ってしまうという状態は防げるので、歓迎すべきことなのでは? 結局、愛煙家の人々だって、タバコのない空気は好きなはず...かな。

皆さん、ご存知かどうか、医療関係者には喫煙者が多いです。喫煙の習慣が仲間同士で広まるからでしょうか。それとも、仕事が「やってられないわよね!」状態だからでしょうか(冗談♪)

スコットランドはイギリス大英帝国の北、陸続きではあるものの、地形が異なり、山の多い寒い地域で、その広さや人口は北海道と似通っていたりするのです。北海道でも本州に先駆けて、「北海道内、公共の場での全ての喫煙を禁止」するなんて、カッコイイと思うのですが、いかがでしょう?

投稿者 ninotchka : 2007年10月12日 19:28
トラックバック
この記事のトラックバックURL: http://melit.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/1159
コメント

パブの(お酒の)売り上げはどうなったのでしょうか?もし減少しているようならば、煙草の影響なのか、飲酒量が減る事による影響なのか、なんとも言えませんね。

投稿者 bobbyさん : 2007年11月02日 15:57

>bobbyさん お酒の売り上げは減ったという話は聞かないのですが、自分で詳しく調べていません、心発作が減ったのはお酒も減ったからかもしれませんものね

投稿者 にのちかさん : 2007年11月03日 22:34

スコットランドの「公共の場での禁煙法」はかなり功を奏していると思います。

私の周りでは禁煙がうまく行った例が増えています。若者だと煙草を吸うためにパブやバーなどで席を外して、店の前にたむろするのが格好わるいということで、やめた子たちがいます。長年どうしても禁煙できずに鍼灸やヒプノセラピーにまで通った友達も、1日1本も吸わなくなったには驚きです。周りにつられてやめました。

私にとっても、レストランやカフェでおいしく食事がいただけてうれしい限り。

そっか日本にはこの法律はないんだ。イギリスの流れを受けやすい香港ではこの夏にはもう適用されていましたよ。

投稿者 Sallyさん : 2007年12月04日 01:31

>Sallyさん
日本ではまだまだなのかなあ。結局喫煙者だって他の喫煙者は嫌だと思うんですけどねえ。

投稿者 にのちかさん : 2007年12月04日 21:54



(入力してもページ上に表示されることはありません)


保存しますか?


誠に申し訳ありませんが個別の治療相談は行っておりません。
詳しくは「ご利用上の注意」をご覧ください。

« お風呂にはいったせいで感染したおばあちゃんの膝? | トップ | 最近はまっているもの »

ホーム サイトマップ 掲載メディア お問合せ ヘルプ ご支援のお願い
ログイン melit.jp 2005 All Rights Reserved ご利用上の注意 このサイトの理念 リンク・著作権 制作協力