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  2007/04/29 牛乳は体に悪い?

つい最近話題になったアメリカの新谷弘実医師の著書
病気にならない生き方で牛乳の害について書かれていたため
牛乳はほんとうは体に悪いのではないかとかなり議論になりました

牛乳のたんぱく質は、アレルギーを引き起こしやすいとか、多くの人が実は乳糖(ラクトース)不耐症で牛乳をのむとお腹がごろごろしやすいとか、牛乳アレルギーの赤ん坊の典型症状は、下痢、湿疹、反復性の嘔吐、再発性の鼻づまり、再発性の気管支炎であるとか、そういったことが言われています。

私の夫はアトピー持ちです。
夫の母親によると、夫が赤ん坊のとき、義母が牛乳を赤ん坊にのませた後に全身に湿疹ができ、嘔吐、そしてしばらく具合が悪い日が続いたのだそうです。夫も義母も、それで夫のアトピーはその時に確立されてしまった、つまり免疫状態を何かしらの形で傷つけてしまったのではないかと思っていたそうです。

多分いまでは赤ん坊に牛乳をのませる母親はいなくなってきているはずですよね? やはり母乳。母乳の大切さは教育が行き届いて来ているはずですね。

今まで牛乳アレルギーがある人がいる、ということは言われていても、それはある一部の限られたひとにだけだという認識があり、「牛乳そのものが悪い」と言った人はいなかったのですが、
ここで、腸の第一人者がそういう仮説を大々的に言うようになったということ、ちょっとびっくりしています。


このウエブサイト牛乳には危険がいっぱいを読むと、ほんとうに牛乳は体に悪いのではないかと思えてきて


そんなこんなで私もここ何年も牛乳をやめて豆乳にしていたのですが
北海道に来てから想いやり牛乳という日本で唯一の非加熱牛乳が手にはいるということを知りました。しかも私の住んでいるところのすぐ近くなんです!

以下想いやり牛乳ここがすごいよりコピー



「想いやり牛乳」は、日本で唯一加熱殺菌を一切する必要がなく、搾ったそのままをビンにつめた母乳そのものの牛乳です。

■ 子牛は生まれた時には全く免疫機能を持っていません。母牛の母乳だけで生命を維持し成長していきます。牛乳は我々哺乳類にとって本来完全な栄養食品なのです。

■ 日本人が最も不足し必要としているカルシウムは、もともと牛乳の吸収率がずばぬけています。しかしながら加熱することにより、高温殺菌ではCa吸収促進酵素(CPP)のすべて、低温殺菌でもその大部分が働かなくなることが知られています。牛乳本来のCa吸収率の高さを持っているのは「想いやり牛乳」だけです。「想いやり牛乳」を飲み続けて骨密度が上がったという方がいるくらい、その効果は測り知れないものがあります。

■ 女性に不足しがちな鉄分は、食物からは通常10%程度しか吸収されません。その吸収を助けるのがラクトフェリンですが、これは牛乳中に最も多く含まれてます。しかしながら、ラクトフェリンも残念ながら熱に弱い性質を持っています。
ラクトフェリンは免疫効果を高めることでも知られており、最近は放射能の害も防ぐことが証明されています。

■ ヨーグルトは、乳酸菌によって免疫機能が高められることから最近非常に注目されています。牛乳には本来乳酸菌が含まれているのですが、50℃で死滅することから、乳酸菌が生きている牛乳は「想いやり牛乳」だけなのです。
 そして唯一乳酸菌が腸に届くことが証明されている食品が母乳です。母乳と同じである「想いやり牛乳」を飲むことで、自然に乳酸菌やラクトフェリンを有意に摂取することができます。

■ 牛乳が苦手な方はたくさんいらっしゃいます。鼻につく臭い,後口の悪さ,お腹がゴロゴロする,医者に止められている等々がその理由です。

⇒「想いやり牛乳」は加熱していないため、蛋白質の焦げた嫌な臭いが一切ありません。

⇒もちろんホモゲナイズ(均質化)していませんから、後口もすっきりです。

⇒牛乳は本来胃でコロイド状に固まりゆっくり消化されます。加熱によってその機能が失われ腸に負担がかかっていますが、「想いやり牛乳」ならお腹にも優しくゴロゴロしません。ゆっくり消化されるため、乳糖分解酵素が少ない方でも問題なく飲めます。また加熱殺菌により変性した蛋白質は、腸内細菌が異物と認識して消化吸収しませんが、「想いやり牛乳」は自然のまますべて吸収できます。

⇒アレルギーをお持ちの方でも「想いやり牛乳」なら飲めるという方がたくさんいらっしゃいます。少しずつお試しください。

⇒牛乳の蛋白質は人間に合わないと言われてきましたが、それは加熱して変性した蛋白質のことです。ありのままの牛乳は乳幼児でも抵抗なく飲めます。栄養吸収については自然の乳に勝るものはありません。

■ 悪い菌は一切含まれておらず(出荷前に厳密な検査をしております)、Ca吸収促進酵素(CPP)・ラクトフェリン等のあらゆる酵素や乳酸菌がしっかり生きている「想いやり牛乳」は、すべての哺乳類の健康を維持する自然の乳です。

■ 牛を追い立てることはしません。牛達が人間に寄ってくるため、牛追いができないのです。牛達は自分のペースで搾乳室へ入って行き、搾乳中は目をつむって反芻しています。

■ それぞれの個性に合わせて接し方を変えています。1頭1頭が個性と感性を持った大切な命です。

■ 獣医師による治療は一切ありません。

■ もちろん牧草は無農薬、配合飼料・遺伝子組み換え飼料・動物性飼料は一切使用しておりません。牛達にとってのベストを今後もまだまだ追及していきます。

私は早速ヨーカドーで手に入れて飲んでみましたがとってもおいしいです。
お値段は高いのですが、それは仕方がない...そうか、この牛乳なら、体に悪いということはないかもしれないと思わせてくれるような安心感があります。

整形外科外来でも骨粗鬆症の患者さんがたくさんいらっしゃいますが、カルシウムを牛乳でとるということ、なかなかすすめられませんでしたが、想いやり牛乳ならいいかもしれないと考えているこの頃です。

投稿者 ninotchka : 11:04 | コメント (9) | トラックバック (0)
  2007/04/21 ナビ付きで手術

毎週木曜日に研究日を頂いて、北海道大学整形外科に勉強にいくことになりました。昨日は初日。張り切っていそいそと出かけてきましたが、北大は大きくて中でしっかり迷いました。

昨日見れた手術はナビ付きの膝人工関節置換術
(ナビ=ナビゲーションシステム)

先駆けはやはり日本とどこか似ているところがあるドイツ。ドイツではナビ付きの手術はどんどん増えていて、それにより保険点数も変わっているのだそうです。

私は実際ナビ付きの手術を見たのは初めてで、もっとしゃべったり光ったりとか、もっといろんなロボットの手が伸びて来たり骨の中を探ってみたりするのかと思いましたが、術前のCTを元にして赤外線でのたくさんのガイド点を使った分かりやすいシステムでした。

そのナビを使う事によって手術時間は使わない手術よりも20−30分長くなるのですが、ナビによって客観的なデータが得られることによって手術が(骨切りが)うまくいったかどうか確かめられることもできるし、靭帯のバランスまで確かめる事ができるし、膝のお皿にかかる圧力まで測定できるしetc、とても興味深い手術でした。

ナビの機械は結構大きくて、実際中のソフトを正確に動かして行くのも大変そうですが、ナビ好きの私としては、何とか応用できないものかと電車の中で考えていました。とても大事な手術の前の「計画」の段階で私はいままでチョキチョキと紙をはさみで切りながらレントゲン(平面)を見ながらやっていたものを、できれば3次元でCTという断層写真を使いながらやれるのではないかと、今、業者さんや北大の先生と相談しています。

* * *

ナビといえば…話は変わりますが...最近、私、車を買いました。
新車に純正ナビをつけるかどうか、の話になって、もちろんナビをつけたいよねって話をしていて、そしたらね、それだけで30万アップと言われたのですよ!ナビは付けたい、でも30万は払いたくないのジレンマの戦い後、結局純正ナビはあきらめて、後付けにすることにしたんです。

それからオートバックスに行ったり、ネットで調べたりして、ようやく「これだ!」という素敵なナビを見つけたのでここで(医療とは関係ないけど)ご紹介。ガーミン ヌヴィ360 Garmin nuvi360 という小型の海外でも歩いていても使えるナビです。(ガーミンは登山のナビとかにも使われているナビでは有名なメーカーです)

しかもこれなら5〜6万で手に入ります。30万も払う事ないですよね、ほんと。

ドイツのナビ付き手術をする整形外科医は、手術中でもナビがあると、車のナビと一緒で、何か困った時に助かるんだって話していました。ロボットが手術をする時代は来ないかもしれませんが、ナビの性能はこれからもっともっとよくなっていくはずですね。楽しみです。

投稿者 ninotchka : 09:50 | コメント (2) | トラックバック (0)
  2007/04/11 頸椎椎間板ヘルニア

北海道脊椎疾患研究会というものに参加してきました。北海道大学の臨床大講堂。煩雑な医学部の独特な雰囲気が懐かしかったですが、北大はでっかいですねー。

そこで今日ご紹介したいのは一般演題に出されていた
「頸椎症性頚随症の整形外科医の一例」

そして本人そのひとが演題発表されていて私はひそかにひとりで感銘を受けてました。

要するに、この整形外科医である先生は6年前に頚の痛みと右おやゆびのシビレ感で発症し、頸椎MRIでC3-4, 5-6の頸椎椎間板ヘルニアがあり、増悪、緩解を繰り返しながら仕事をそのまま続けてらっしゃったらしいのですが、反射の亢進や机の上のコインのつまみヒックリ返す動作がしづらい、字が速く書けない、歩くと両足のふくらはぎに重たい感じ、右手のシビレなどの症状が次々に現れ、特に仕事上手術で患者さんを縫合しなければいけないときに使う持針器というものをうまく操作できなくなって困られたのだそうです。

この先生の状態は一般的に脊椎の専門家の間で言われている手術適応の範疇にはいらない「手術は必要ない程度に悪い」状態に分類されているわけですが、多分いろんな迷いはあったことでしょうが、結局手術を受けられ、手指のシビレは残っているものの、その他の症状は改善されたということです。

「いつ、どのタイミングで」「手術適応をどうするのか」という話でよいディスカッションを拝聴することもできました。結局、患者さんには「手術は必要ない」と言っていてもほんとに「必要ない」といえるのかどうか。

頸椎ヘルニアについてはウエブでググルとまず2chが出て来て、

のような「頸椎椎間板ヘルニア」に対する不安、「手術」に対する不安、いろんな悩みの数々です。とっても読み切れませんがほんとうにたくさんのひとが悩んでいてその悩みを整形外科医に相談することが出来ずにこういう2chのようなサイトで相談しているんですよね。ちょうど客観性と主観性の間にたったようなある整形外科医の1例はほんとに貴重でこういった悩んでいる患者さんに一筋の希望を与えてくれるのではないかと思いました。。。

投稿者 ninotchka : 12:13 | コメント (2) | トラックバック (0)
  2007/04/09 野球肘の治療

金曜日に札幌で開催された第7回北海道手の外科末梢神経セミナーに行ってきました。昔はセミナーに行くと眠くなってしまってどうしようもない時があったのですが最近はセミナーで人の話を聞くのが楽しいということにふと気づきました... 多分、イギリスで英語で授業を聞くことばっかりだったので神経集中度がものすごく入り要だった5年間から、一転して日本語で聞けるということかも。
いや〜、それで集中力が持続するようになったとしたらボーナスです。

最初のセミナーは日本で屈指の野球肘の先生、横浜南共済病院の山崎哲也先生でした。野球肘って野球の投手に多い肘の障害ですが、リトルリーグの子供にも多く見られます。


治療の第1は投球するところを正面、横、後ろの3方向からビデオで撮影して投球方法の解析をし、間違った投球方法を直すことからはじめられるのだそうです。

投球動作のフォームの重要性についてはDVDにもなっているようで
こんなものもウエブで見つけました。
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ケガをしない、させない投球フォームは大事なんですね


最近はどこのご家庭でもビデオカメラがあるようですから
お子さんの投球するところを撮って肩の位置、肘の位置、膝の曲がり方などプロと比べてみるのもいいかもしれません。

このセミナーの中で離断性骨軟骨炎

(肘の病態があまりに進んでしまって
肘の骨の軟骨が剥がれて
壊死という死んだ状態になっているもの)
にはモザイクプラスティーがいいという話も出ていました

このモザイクプラスティー (Mosaicplasty)。

軟骨をモザイクみたいに他の場所からをくりぬいてきて
悪くなっているところに移植する方法ですがかなり新しい技術でもあります。


その方法が英語でのっていたので写真をみるだけでも面白いので見てみてください。



こちらからクリック

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その他『滑膜』という関節の中の膜がインピンジメント(弾発性肘障害)といって関節の間に挟み込まれているだけで痛みがでているのなら、関節の中に局所麻酔剤を注入してみて痛みがよくなるかどうかのテストもできるというお話もあり、いろんな診断や治療の方法をみてくることができて興味深いセミナーでした。


山崎哲也先生はプロ野球選手も検診から治療までたくさんみてきていらっしゃるということで、プロとなると大変なご苦労もあるのでしょうが、日本で一番トップを走るそういった先生が日常どうやって診察や治療をしているのか、その上限というものを見てみるということが今の私にとっても、大事なことだったりします。

投稿者 ninotchka : 13:38 | コメント (1) | トラックバック (0)

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