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こちらで働き始めて1ヶ月がたちました
ベッド数が200床弱ですが
疑問や質問があればすぐ電話をしたり会いにいったりメールをしたり、というような連絡網がきちんと整った病院です
小さなことでもすぐ変えようと思ったら帰る事が出来るというのは強みだと思います
大きな病院と小さな病院。
さてどっちがいいのでしょうね。
日本でも国は小さな病院よりも大きな病院を優先させる方針をとりつつありますが、イギリスではすでに小さな病院をすべて閉鎖して、大きなセンター施設に変えていました。私がはじめにはたらいたエディンバラにあるNRIEという病院はスコットランド最大規模、外傷センターから何からとても大きな病院で、整形外科医教授レベルの先生が何人も、整形外科医だけでも約50人、その下の整形外科研修医となると全員の顔と名前を覚えるだけでも大変な数でした。
ひとつの組織の中に、専門の専門医がいるので、さあ、肩だ、股関節だ、膝だと専門医にすぐ紹介できることや、手術件数が多くなることで無駄が省ける事、当直医もすべて時間によって交代制にできること、症例数があがることで研究しやすいこと、などなど利点はもちろんあるのですが、実際は…
働く医師側も患者さん側もとにかく大変でした。
患者さんの側からみて、「検査の予約がはいらない」「待ち時間が長い」「対応が悪い」といった目に見えるものの裏には、小回りのきかない不自由さ、レントゲンをとってもあまりに大きな病院なのでどこかでなくなってしまったり、ちょっとしたことを質問するのにコミュニケーションがとりづらい、何かこうしたらいいのではないかという「改善案」があっても実行に移せない、などのさまざまな不自由さが蓄積されて身動きがとりづらくなっている状況が隠れています。専門医がいれば非専門医がいるわけで、手術が終れば退院、あとは非専門医(家庭医)がフォローをするので、だいたい、患者さんの顔と名前を覚える事さえ難しくなってしまうレベルです。
何事も組織が大きくなればなるほど、問題が多岐にわたって、しかも大きくなりやすい。小さな組織ではソフトが複雑でないので、でてくる問題を予想することが可能ですが、大きな組織で複雑さがもっと複雑になり簡単に問題を予測したり解決したりすることが難しくなって、しかもいったい誰がどこの責任をもっているのか責任の所在もわかりづらくなります。
自分の街にあるの中小規模の病院はソフトとなるひとに丁度いい優しい大きさで、
これから日本政府が100~200床規模の病院を減らして行くという方向に動いて行かなければいいのだけれどと心配しています。
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