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気づいたら最後のエントリーがなんと2月!
パセリさんからメールを頂いて背中を押されるように更新です(笑)
今の職場はすべてelectiveとよばれる緊急以外の患者さんの病棟です
整形外科で”緊急以外”といえば
主に膝や股関節の人工関節置換術を予約で順番を待って
手術を受ける(中年〜老年)患者さんがメインの病棟です
交通事故や緊急で病院に運ばれて治療/手術するケースと違って
こういった予約の患者さんのケアはしっかりと前もって準備することができるので
できるだけ手術前後もクリニカルパスというルーチンに沿って手術/治療ができるように準備するのです
さて、このクリニカルパスというルーチンからはずれてしまう患者さんがいます
もちろん、合併症や術前のコンディションの違い、というのはあるのですが
術後いちばん悩ましいのはなかなか予期できないもの
さて、なんだと思いますか?
confusion (混乱=ぼけ)です
尿量を確認するために挿入してあるカテーテルを自分で引っ張って抜いてしまったり(痛っ!)
水分補給のための留置針を抜いて血だらけになっていたり(驚っ!)
勝手にベッドから起き上がって歩いていたり(early mobilisation!)
これではクリニカルパスどころではないわけです
緊急で手術をするわけではないし
命に関わる病気ではないので
できるだけこういった”危険”な状況を見極めて避けたいもの
そんな話を同僚としていたら
同僚がぼそっと。
"end of the bed test"
直訳するならば「ベッド見渡しテスト」というところかな
受け持ちの患者さんの現病歴も、既病歴も合併症も把握したし、
出来る限り準備もしたし
術前コンセントにもサインしたし
さあ、明日手術、というところでこのテスト
なんの根拠もないけれどすこしだけ私たちを不安にさせるちょっとしたこと
それは目と目を会わせた時の焦点だったり
この膝を手術しますよ、ってマークをつけた皮膚がかさかさだったり
寝間着のボタンをひとつ掛け違えて着ていたり
この少しだけの「あれ?」と思わせるようなヒントがあれば
これはテスト陽性で
術後confusionになる可能性が大きいんだって。
なるほどね。
なんの根拠もないけれどこういう「あれ?」と思うそのサインを見逃さないのが
コロンボのような名探偵であり名医、なのかもしれません(ちょっとおおげさだけど)
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