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医療者からの声
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・古泉秀夫
(薬剤師)

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  2008/05/30 『胆石』は病気なのか

 胆嚢に石があるといわれ出してから相当の期間が経過するが、だからどうしろといわれたことは一度もない。第一、胆嚢に石があるというのは病気なのか、単なる現象なのかよく解らないところがある。ただ、『胆石症』という言葉があるところを見ると、病気かということになるが、無症候性に経過している限り、一般人には病気という認識はないのではないか。

 ところで先日来、食事後に右季肋部に『枝を握った拳』が入ったような圧迫感が起こるようになり、やがて痛みが起こるという経過を辿っていたが、暫くすると何事もなく治まってしまうので、特段大層な病状とは認識していなかったが、夕食後シュークリームを食して寝たところ深夜2時から右季肋部に突拍子もない痛みが発生し、朝8時まで続いた。本当は救急車をと考えたが、救急車を拒否する病院の話をマスコミに吹き込まれており、救急車に乗ってから行き先が決まらないのは困るということで、救急車を依頼することはしなかった。

 尿の色は明らかにビリルビン尿といわれる色調を呈していると思われたので、朝の9時になるのを待って近隣の内科医を受診し、血液検査をして貰った。結果が出るのは夕方5時頃ということで、自宅待機し、指定の時間に検査結果を聞きに行ったところ、黄疸が出ているということで、この状態では個人の医院では対応できないといわれて、近隣の総合病院の消化器内科宛てに紹介状を書いて貰った。更に夜中に痛みが出るようであれば、紹介状を書いてあるので、遠慮しないで救急車で病院に行くようにという助言をいただいた。

投稿者 koizumih : 21:28 | コメント (2) | トラックバック (0)
  2008/05/14 流行を防ぐために-麻疹ワクチン2回接種のすすめ-

 麻疹とは「はしか」のことで、伝染しやすく、重い病気です。軽く済んでも熱が5-7日続き、大変つらいものです。そして麻疹にかかった人のうち約30%は気管支炎、肺炎や脳炎などの合併症を起こし、なかには亡くなったり、重い後遺症が残る人もいます。
 日本で大流行した2001年には約28万人がかかり、約80人が亡くなったと推定されます。しかし、麻疹はワクチンで防げることから、世界中でワクチン接種を推進し、麻疹の撲滅を目指しています。

 2007年の春にも麻疹が流行し、高校、大学を中心に多くの学校が休校に追い込まれました。なぜなのでしょうか。まず、ワクチンの効力には限界があり、接種してから数年たつと麻疹に対する免疫力が弱くなる人が出てきます。そして日本では、1回しか接種を受けていない人ばかりなので、再び流行してしまったのです。 

 この対策としては、欧米のように小学校入学前、全員に2回目の接種を行うことが大変有効です。日本でも2006年から麻疹ワクチン(実際は麻疹と風疹の混合ワクチンである『MRワクチン』を使用)の2回接種が始まりました。

 しかし、現在、小学2年生以上の人たちは1回しか受けておらず、また、一度も受けていない人も多数います。これらの人を麻疹から守り、麻疹を流行させないため、2008年度から、中学1年生と高校3年生に、無料でMRワクチンの2回目接種を行うことが決まりました。該当する人は必ず受けましょう。皆が受けることで、日本から麻疹をなくすことが出来ます。

投稿者 koizumih : 22:55 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2008/05/02 『米・ヘパリン剤で死者81人』

 米・食品医薬品局(FDA)は人工透析などの際に血液凝固を防ぐために使われる『ヘパリンナトリウム製剤』の副作用によると見られる死者が、2007年から2008年2月までに62人に上がったと発表した。2月に約20人の死亡を発表したが、その後に報告が相次いだ。FDAはヘパリンに似た化合物の混入が原因と見ており、ヘパリン製剤を塗布した医療機器などについても混入の有無を調べるよう、業界に指導する。

 発表によると、副作用と見られるアレルギー症状による死者は、2006年3人、2007年は10月まで計13人だったが、11月に入り急増した。副作用の多発は当初、米バクスター社の製品で発生していたが、今回の62人には他社製品による発生も含まれている。国内の3社もバクスター社と同じ中国の工場で作った原材料を使っていたため、製剤を自主回収している。

 ただ、現時点で混入物と副作用の因果関係は解明されていない。

 人工透析などの際に血液凝固を防ぐために使われる「ヘパリンナトリウム製剤」の副作用問題で、国内2社が輸入した製剤の原薬から不純物が検出されていたことが厚労省などの調べで判った。米バクスター社等の製品を使った米国の患者81人が2008年3月までにアレルギー反応で死亡して発覚した。検出された不純物は、製剤の主成分であるヘパリンと似た『過硫酸化型コンドロイチン硫酸』。副作用との因果関係は不明だが、米食品医薬品局(FDA)が原薬を供給していた中国企業を調査したところ、提出された試料から、本来は含まれていない過硫酸化型コンドロイチン硫酸を検出。その後、他国の複数の企業の原薬からも見つかった。

投稿者 koizumih : 14:57 | コメント (0) | トラックバック (0)

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