MELIT:患者のための医療情報リテラシー
ヘルプ サイトマップ 縮小 拡大
医療者からの声
melit.jp since 2005
・加藤眞三
(消化器内科)
ご意見をお聞かせ下さい
MELIT:患者のための医療情報リテラシー
  > ホーム > 医療者からの声 > 加藤眞三(消化器内科)

« 磯野波平さんと同じに | トップ | 肝臓病患者指導研究会が開かれる »

2010年02月04日 かきフライにはご用心を

感染性胃腸炎が流行している。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/gastro/index.html

私が先週診た患者さんでも
6人に下痢、腹痛、嘔吐、発熱、倦怠感など
感染性胃腸炎の症状があり、
よく聞いてみると6人中5人はかきを食べていた。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎である。

症状から感染性胃腸炎と考え、患者さんに
「何かあたるようなものを食べていませんか?」
と尋ねても、
「昨日の夜は生ものは食べていないし。」
など心当たりはないと答えることがおおい。

「一昨日の夕食にかきとか食べていませんか?」
と私から追い打ちをかけると
「そういえば、かきは食べたけれどもフライだったから」
と答えた人が3人。後の2人は生ガキであった。

患者本人は症状があっても食中毒とは考えていなかった。
また、食中毒の可能性がないかと尋ねても
せいぜい昨日の夜を思い浮かべるだけのことが多い。

ノロウイルスによる感染症状は、
感染24-48時間後に腸内でウイルスが増殖してからでてくる。

一昨日の食事が見落とされやすく、
一昨日の食事をきくことがポイントだ。

中でもかきフライは特に危険だ。
生かきは無菌とした生食用を食べるが
かきフライは通常加熱調理用がつかわれる。

美味しく食べようと思うと、中身が十分加熱されていない場合が多い。

日本人の食中毒の発生件数のトップがノロウイルスである。
しかも、それは12月から3月にかけておおい。
2枚貝からの感染である。

この時期の大人の下痢では圧倒的にかきが多い。
生食用といえどもノロウイルスがないと保証されているわけではない。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/kaki/kaki01.html

かきを食べるときには中ることを覚悟した上で食べた方がよい。
大事なことがある前にはかきを食べないこと。
あるいは加熱を十分にすることが大切だ。

投稿者 katos : 2010年02月04日 01:03
トラックバック
この記事のトラックバックURL: http://melit.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/2262
コメント



(入力してもページ上に表示されることはありません)


保存しますか?


誠に申し訳ありませんが個別の治療相談は行っておりません。
詳しくは「ご利用上の注意」をご覧ください。

« 磯野波平さんと同じに | トップ | 肝臓病患者指導研究会が開かれる »

ホーム サイトマップ 掲載メディア お問合せ ヘルプ ご支援のお願い
ログイン melit.jp 2005 All Rights Reserved ご利用上の注意 このサイトの理念 リンク・著作権 制作協力