MELIT:患者のための医療情報リテラシー
ヘルプ サイトマップ 縮小 拡大
医療者からの声
melit.jp since 2005
・加藤眞三
(消化器内科)
ご意見をお聞かせ下さい
MELIT:患者のための医療情報リテラシー
  > ホーム > 医療者からの声 > 加藤眞三(消化器内科)

« インターネットはどれだけ使われているのか? | トップ | 酒量が多いと自殺リスク倍増する、その理由は? »

2006年03月01日 患者の達人 5か条 について その1

一、積極的に医師とコミュニケーション
一、自分の病気・治療法・薬について最低限の知識
一、治すことだけにとらわれず生活を楽しむ
一、常日頃から体調を意識 整える意志
一、助言を求められる仲間 聴いてくれる仲間

NHKの番組 「生活ほっとモーニング」(2月22日放映)で患者の達人としての 5か条を提案した。
番組ではゆっくりと解説する時間もなかったので、ここでとり上げてみたい。


一、積極的に医師とコミュニケーション

日本では、まだまだ医療者と患者のコミュニケーションが上手くとれていない。

その一つの原因は、余りにも医療者が忙しく時間に追われていることにある。
日本が手本にしているアメリカの医療と比べると医療者の数が極めて少ない。
かといって、医療者の数をアメリカ並みに増やすと医療費は高騰する。
私は、その一つの解決策として、肝臓病教室での情報提供を提唱している。

そして、もう一つは権威主義だ。知らしむべからず、頼らしむべし。
そのような医療が続いてきた歴史は長い。
その上、明治維新後は、それに拍車がかかってきた。
患者と医療者のコミュニケーションを作るのは、これからなのだろう。

医療者も徐々に変わる兆しがある。
医学教育のテーマとして、ようやくコミュニケーションが取り上げられてきている。
新しい医療文化をつくるのは、患者の側の責任もある。
両者が創り上げていくべきものだからだ。

医療に権威主義が根付いていたのは、医療者側だけの問題ではないと思う。
「お任せします」 に安住してきた国民の問題もあろう。

何でも国に任せたり頼ろうとする態度もその一つだ。
政治が悪いとすれば、それは政治家だけのせいではなくて、
その政治家を選び、許し、そして頼ってきた国民の側の問題でもあること同じだ。

肝臓病教室は大阪地区で一番盛り上がりを示している。
私の呼びかけとは関係なく、昔からやっている施設もいくつかある。
それは大阪で権威を嫌う文化、商人文化を古くからつくってきたからではないかと思う。

来週末には、大阪地区での肝臓病教室のための研究会として 
「肝臓病アドバイザリーカンファレンス」の2回目がが開かれる。

そのような場で私自身も学ぶことは多く楽しみにしている。

投稿者 katos : 2006年03月01日 05:52
トラックバック
この記事のトラックバックURL: http://melit.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/461
コメント

 こんにちは。
 N田町のN議員さんのお話と似ているのですが、医療の現場に居た頃コミュニケーションをとるのに、お互いの思惑が邪魔をしてうまく意思の疎通ができないことが、医療側と患者さんとだけでなく医療間でもよくありましたし、最近特に多い気がします。PCなどの情報網が増えたせいか分かっているつもりに陥りやすいのでしょうか?
 「確認」っていう作業が絡まると、実際私は相手を信用していてももう一度確認する意味で同じ事を尋ねることがあり、かなり疎まれてた方だと思います。それを何回も尋ねることが格好が悪いとよく若い実習生が言っていたので、格好も体裁もそこで安請け合いしては、もっと取り返しのつかない格好悪いことになるわよっと言ったことがありました。
 
 しんぞう先生がどこかでおっしゃってたように尋ねたいことをメモしてどのように尋ねるか考えておくのも大切ですね。
 自分が疑問に思ったことを声に出して聞く勇気がない場合、そのメモを渡してもいいですし。
 恋人に自分の気持ちを伝えるように(???)短時間にうまくコミュニケーションが得られるように、私達患者サイドも工夫が必要のようです。
 

投稿者 行灯さん : 2006年03月01日 10:45

医師と患者のコミュニケーション、自分の症状をどう伝えて、医療者から必要な情報を伝えてもらうか。たったそれだけのことの間に大きな壁がありますよね。
私にとっては実父と義父母の介護を通して、以下に納得いく治療を受けるかと家族として疑問を持ったところから、自分と夫の闘病の中でも常々医師との信頼関係をいかに築いていくかということが永遠のテーマだったりします。
最近ご縁があって医療に関するコーチングについて、少しずつ学びはじめました。長年の雲が晴れていくような思いです。
私たちのHPの中でも患者としてのコミュニケーションの工夫について取り上げたことがあります。よろしければ…。
「P病と楽しく暮らす」http://enjoywel.exblog.jp/

投稿者 Mimさん : 2006年03月01日 18:42

先生にお任せします、という一言でも、
十分に説明を納得された上での言葉なのか、
全くわからないから任せる、という言葉なのかで
ずいぶんと違いますよね。
最近は、インフォームドコンセントの場でも、質問をされる方が増えてきたように思います。
こちらはこちらで、できるだけわかりやすくお話できるよう、資料を準備するよう、心がけています。

投稿者 ふくやまさん : 2006年03月01日 23:31

私はC型肝炎を告知された時、そもそも肝炎とはなんぞやすら知りませんでした
それは別の病気の時でしたので、その後もあまり気にも留めずに何年も過ごしてきました
ある日風邪をひいて病院(総合病院です)にかかったときにC型肝炎といわれたことを思い出し、告知したところ「風邪よりもC型肝炎を治すのが先決ですよ」と言われて、初めて重大な病気なのではないかと思ったのです
もし最初にこの病気がどういうものであるか説明されていたら又違った闘病生活になったかもしれません
もう10年近く前ですから、インホームドコンセントもそんなには浸透していなかったと思いますし、内科ではなく脳神経外科でしたから余計でしょう
その時に内科の部長先生にかかったのですがもごもごと何を言っているかはっきり解らず、インターフェロンの治療が必要だと言うことをいわれた記憶しかありません
どんな病気なのか、どのような場合治療が必要なのかをきちんと告げられていたらと思います
ただ幸いなことにキャリア状態だったようで、その数年間はほとんど病状が進行していなかったのでまだ良かったですが、進行期に入っていたとしたら冷や汗物です
イントロン&リバの治療後は又不完全著効になって安定しているので、私の免疫はサボるのが得意なのでしょう(笑)
私の場合はまだ実害はありませんでしたが、患者にきちんと理解させることは重要だと思います
ふくやま先生のように資料などを用意して解説することも大切ではないでしょうか?
最も診察時間内ではきちんとした説明は難しいとは思いますが・・・
その意味で肝臓病教室なり糖尿病教室なり、きちんとした説明と理解を得られる場を提供することは重要だと思いますね

投稿者 sasadonさん : 2006年03月06日 00:23

患者と医療者とのコミュニケーションは、これからの医療の大きなテーマではないかと思います。

資料については、専門家のところに行けば十分そのような資料も準備されているのでしょうが、sasadomさんのようにそれの専門ではない先生のところでは資料の準備も難しいでしょうね。 そうであれば、自分の専門領域、あるいは守備範囲を十分承知して、その範囲を超えているようであれば、他の医師や医療機関に積極的に紹介するなどの心がけが必要になるのだと思います。


フクヤマ先生の言うように、私も「お任せします」を完全に否定する気持ちはありません。良いコミュニケーションがとれた後なら、その上でお任せしますも立派な意思表示だと思います。

投稿者 加藤眞三さん : 2006年03月06日 09:39

「お任せします」と命も未来も一緒に受け止めてくださる先生との関係作りが理想です。昨日も同病の友人と話していたのですが、先生方ともっともっとお話したい。患者が謙虚に耳を傾けていく姿勢が基本だと思うのです。「お任せします」と言える信頼関係が出来たらと思うのです。その上で疑問や不安に答えて下さったら、垣根なく一緒に考えて下さっていると共有出来る時間があったらそれだけで癒される、治療に迎えるとおもうのです。

投稿者 Mimさん : 2006年03月06日 21:15



(入力してもページ上に表示されることはありません)


保存しますか?


誠に申し訳ありませんが個別の治療相談は行っておりません。
詳しくは「ご利用上の注意」をご覧ください。

« インターネットはどれだけ使われているのか? | トップ | 酒量が多いと自殺リスク倍増する、その理由は? »

ホーム サイトマップ 掲載メディア お問合せ ヘルプ ご支援のお願い
ログイン melit.jp 2005 All Rights Reserved ご利用上の注意 このサイトの理念 リンク・著作権 制作協力