東京地裁が過労自殺された小児科医に初の労災認定判決を下したとのニュースが入りました。医師の欠員と過密勤務が背景にはありそうです。
1時間待ち、2時間待ちの5分診療に対して、患者さんからよく不安や不満の声が聞かれます。
私も、待ち疲れた挙句、こちらの言いたいことも話せないまま、さっさと診察を打ち切られ、ひどい時は話している途中で、医師が立ち上がって次の患者さんを呼びに行かれた時はむっとしました。
しかし、医療者の側からすれば、忙しすぎてひとりひとりの患者さんに向き合う時間が十分にとれない。本当はもっと心を込めて接したいのに、最低限の診断時間しか取れない。そして激務に医療者自体が心身ともに疲れきってしまっている。
あまりに医療者が忙しすぎる状況が日本にはあると思います。
患者さんからすれば医師に不満が出、医療者からすれば手間取る患者さんに不満が出、互いにそれぞれの立場からの愚痴がこぼれる。しかし、そこで互いに敵対しても根本問題は解決しません。
両方がよりよい関係を結べるためには、日本の医療のこの忙しすぎる状況の改善こそが必要ではないかと思います。
そしてそれに向けてみんながそれぞれの立場から変えられるものを探して行く。
手を取り合って、変えて行く。
みんなしんどいですから、目先のこと以上は考えにくいものですが、なぜこんな忙しすぎの状態が医療の世界で日常化してしまっているのか、少し考えてみませんか。
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