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2005年10月30日 よいデザインの注射針(その1)

なんてったって、驚いちゃったんですよ。注射針が「グッドデザイン大賞」ですって。

2005年グッドデザイン大賞 インスリン用注射針 [ ナノパス33 ]

グッドデザインって、、なんか形が(きれいというか)変わってて「いかにも!」って工業製品に軒並み付いている、例の「G」マークって奴です。ま、そんな素人から見るとちゃらちゃらした印象のグッドデザインですが、その年の一番なグッドデザイン「大賞」に、注射針が選ばれたんですよ。

いわゆるこれは「痛くない注射針」。この針の使い勝手に関しては、MELITにもインスリン注射をされている方がいらっしゃるんで、その方々のレビューに任せましょう。ここでは、この注射器の作り方と作った人について、ちょっと触れましょう。(私も素人なんですが。)

蚊に刺されたぐらいの感覚、痛くない注射針にするには、針の先っぽをものすごく細くすればいいんですってね。だって、針が細ければ、それだけ痛みを感じる触感がある「痛点」に触れる可能性が減るから。
で、この痛くない注射針、直径0.2mmにまで細くしてしまったんですよ。0.2mmって、ちょうど官製はがきの厚さぐらいに相当するんです。髪の毛はもっと細くって、0.1mmぐらい。

これほど細い管を作ると、当然折れやすくなります。また注射器から押し出される液が、細い管を通り抜けにくくなるんです。だから、痛点にふれないように注射の先が細く、液を通しやすくするように根元は太く、この間で徐々に管の太さを変えてある、「マイクロテーパー針」。管や棒が先細りまたは先太りしているような形のこと、「テーパー」って言うんです。

普通の注射針ってどうやって作るんでしょう。

ええと、ストローもってきてください。あなたが力持ちなら、両端をつかんでキューっと引っ張ってみてください。ほら、どんどんストローが細くなって伸びていきますよね、きっと。これを適当な長さで輪切りにして、一方の端を斜めに削ってください。はい、出来上がり。
こりゃ随分乱暴な説明で、実際にはもっと繊細で複雑なやり方なんでしょうけど、ストローを金属の管に換えてやれば、注射針ができるんです。

じゃ、注射針を細く作るには?だから、ストローをひたすら引っ張って、、プチッ!ちぎれちゃいましたね。それはいつかはこうなります、限界の細さがあるんですよね。
しかも、細いだけじゃダメ、針の先に向かって先細りの「テーパー」になっていないとダメ。なんとなく、ストローを引っ張って細くするやり方では、テーパがうまくできなさそう。実際うまくできないんですってね。

ええと、たびたびすいません、紙をもってきてもらえますか。短冊状のが良いですね。
長辺の部分を斜めに切って、背高ノッポの台形にしましょう。それで斜めになった長辺同士を合わせて、テープで止めてみますか。

ほら、テーパの付いた管の出来上がり。

、、、、、、。
ちょっと待った。金属の板を台形に切って、管にして、つなぎ目を貼り付けるですって!しかも、それが0.2mmの極細注射針になるんですってよ!!

投稿者 fujiiyoshio : 2005年10月30日 23:11
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コメント

待ってました!のエントリーですね。

確かに注射針の多くは、ステンレスの板を筒状に丸めてそれを引っ張って細くするのが一般的のようですが、ナノパス33の場合は、テーパー(先細り)構造にするため、引っ張るだけではダメ。そこで、どうも先細りの円筒形になっている型に嵌め込んで整形していく「深絞り」という技術が使われているそうです。この技術を持つ「岡野工業」という小さな町工場は、何とNASAからも発注を受けているというすごいところらしいですね。

まだインスリン用には出回っていないようですが、外径が0.15mm(ナノパス33は0.2mm)の注射針というのもあるそうで、さらに直径1μm=0.001mm(!)の微細な針(もはや肉眼では見えません)を無数にシートに貼り付けて、そのシートを皮膚に張ることで注射しようという「完全無痛注射」の試みもあるようです。こうなると、ほとんど湿布を貼るのと同じ感覚で注射ができますよね。技術の進歩って本当に凄いです。

私が使っているのはまだ32G(0.23mm)ですが、これでも痛みはかなり軽減されてます。一度33Gを使用してみたことがありますが、やはり痛みはさらに少ないですね。場所によってはやはり痛いですが。それと、私も感じましたが、皮膚にすーっと刺さらずに「ズズッ」と、きしむような感じで入っていく感覚があり、それが不快だという人も多いようです。

投稿者 GOROさん : 2005年11月02日 06:11

 おはようございます。
 理科の授業を受けてるようでよく分りました。
 日本の精密機器の製造の器用さ丁寧さは、よく報道番組で聞きます。
 輸液ポンプ(点滴の滴下速度を調整する)なども年々小さくなってかっこよく、軽くて患者さんの負担が少なくなってるのに、このような製品を考える人ってどんな人だろうと思ってしまいます。

 その内人工のすい臓ができて、ペースメーカーのように自動的にインスリンが調整できるものが現れてほしいと思います。

投稿者 行灯さん : 2005年11月03日 07:31

やっぱり、きましたか。(笑)くると思ってました。
注射針の<切れ>というかさし心地って重要なんですよ。
今のペグ君は結構細目ですが、スミフェロンのころは、結構悩みました。1回の注射で2回切り替えるんですよ。1回目は、アンプルから、薬を抜くとき、やっぱり、アンプルのゴム?の部分を一度指すと、注射針の<切れ>が鈍くなるんですよね。それで、筋肉注射すると痛いので、ここで、もう一度、注射針を変更します。10年も前だから、今の注射針ってもう少し、強度が上がってるのかなぁ。太さも重要で、太い針だと、注射をしている時間が短くてすみます。けど痛い。細い針だとそれほど痛くないけど、注射をしている時間が長い。微妙でしたね。

やっぱり、カッコいいのはSF映画じゃないですが、鉄砲みたいなので、”バン”で一瞬で終わりってやつがいいなぁ。

投稿者 CXQ02002さん : 2005年11月03日 10:34

いや、みなさん、本題はこれからですよ。GOROさんご紹介の通り、岡野さん、この人が面白いんです。

投稿者 藤居芳生さん : 2005年11月03日 11:53

行灯さん、バンバンさん、確かに医療器具の進歩って、結構あるみたいですね。

ポンプの話ですけど、ああいう機器は医療関係に限らずどんどん小さくなってきていますし、「意匠」も凝ったものになっていますね。ただ気になるのは、「みなさん、よく使いこなせるなぁ。」ってこと、素人が端から見て。きっと操作も簡単になってきているんでしょうね。

あ、私もペグイントロンの注射されるとき、注射針かえられるんですが、「切れ」の問題だったんですか、なるほど。
インスリン自己注射器のようなペンタイプのもの、インターフェロン治療でも使えるよう、早く日本でもでてくれば良いですね。そろそろかな?

投稿者 藤居芳生さん : 2005年11月03日 11:59

こんにちは、関係ないトラバでスミマセンが、ご意見お聞かせねがえれば幸いです…(コメントはMELITのほうにもしいただけましたらお願いします)

投稿者 西宮侑里さん : 2005年11月09日 02:34

こんにちわ
また考えてみまして、TB飛ばしました。スミマセン。。。
お時間のあるときによろしくです。では^^

投稿者 西宮侑里さん : 2005年11月09日 19:13



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誠に申し訳ありませんが個別の治療相談は行っておりません。
詳しくは「ご利用上の注意」をご覧ください。

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