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  2007/07/27 往診

 今日は、2週間に1回の往診でした。

ご自宅へ伺うと、
「先生、お忙しい中、いつもありがとうございます。」
との言葉で迎えていただきました。

待ってくれている人がいる、というのは、医者冥利に尽きます。


「もう何も出来ないのに、そろそろお迎えが来てもええんやないか、と思って。」


「いえいえ、お元気で過ごされているだけでいいんですよ。
これまで十分なことをなさってきているんですから。」


その人の、今、だけを見ると、
確かに、何も出来ていない、と思われるのかもしれません。

でも、
その人の来し方に、たくさんの人とのかかわりがあり、
たくさんのことをして来られていると思うのです。

その人ががんばってこられたから、
その人に続く人たちがいる。

そうして、その人を中心に、人の輪、社会が作られてきているのだと
思うのです。

今、だけを見るのではなく、
その人の来し方を重んじること。

それが、年長者を敬うことであり、
そして、回りまわって、自分に返ってくることでもあります。


ご高齢の方が、望まれる場所で、生きいきと暮らすことが出来る地域。
そんな地域づくりを、医療面からサポートしていきたいです。


第3診察室 執筆中 です。
こちらも見てくださいね。

投稿者 fkymhts : 07:33 | コメント (0) | トラックバック (0)
  2007/07/24 治療の値段

 救急車で交通事故にあった男の子が運ばれてきました。
男の子、といっても、まだ未成年というだけで、ハイティーンです。

 あちこちにすり傷があり、打ち身もあったので、
レントゲン検査をして、骨折がないことを確認。
すり傷の治療をしました。

 キズに泥が入っていたので、できるだけキレイに取り除き、
化膿する危険性があったので、
「化膿止めを出しておきましょうね。」
といったところ、
「お金がないので、薬はいいです。」
とのこと。

 そして、
それまでにした処置も、
「これって、お金かかるんですか?」

 唖然としてしまいました。

 医療は、もちろん算術であってはいけないけれども、
医療を受けるにはお金がかかります。

 救急車で運ばれてきた患者さんに対して、
「お金がかかりますが、治療を受けますか?」
などとたずねて治療を行うことは、考えられません。

 諸外国と比べると、はるかに低価格で、アクセスのよい日本の医療に、
麻痺してしまっているのでしょうか。

 グチは言いたくないですし、
プラスにならないことは口にしたくもありません。

 でも、
自分の身体に必要な医療を受けない、
もしくは、医療者に責任を持った治療をさせない、
のだったら、
病院に来ること自体が、間違っているように思えるのです。

 事故があると、すぐに救急車で病院に運んでもらえ、
待合室で待っている患者さんより優先的に診察を受けることができる。

これは、あくまで、緊急性が高い病状にのみ、許されることなのです。

善意の救急医療体制が、
その重みが理解できない人を助長することになってしまい、
かえって、あだになってしまう。

そんな、悲しいことを考えてしまいました。

第3診察室 執筆中 です。
こちらも見てくださいね。

投稿者 fkymhts : 22:57 | コメント (0) | トラックバック (0)

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