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2010年12月02日 GCP療法

 2010年第6回入院の三日目です。

 膀胱がんの中でも珍しい尿膜管がんに対して過去に受けた全身化学療法であるTS1シスプラチン療法、M-VAC療法FOLFOX(フォルフォックス)6療法及びGC療法は、失敗又は薬効がなくなりました。このため、主治医は、前回退院前にGCP療法を提案されました。

 しかし、昨日(2010年12月1日)の血液検査結果で、次のとおりクレアチニンが高く、eGFR(糸球体濾過量推算式)と内因性クレアチニンクリアランスが低く、腎臓機能が低下していることが分かりました。

 【クレアチニン(基準値:0.6~1.1mg/dl)】
 1.39
 【eGFR(糸球体濾過量推算式)(基準値:90以上ml/min/1.73)】
 44
 【クレアチニンクリアランス(基準値:78~145ml/min/1.48)】
 33

 GCP療法は、薬効がなくなったばかりのGC療法にパクリタキセルを加えただけなので、その薬効が低い可能性があり、また、薬剤のシスプラチンは腎毒性が高いことから、主治医はGCP療法以外の全身化学療法を検討中です。

 御参考までに、当初予定されていたGCP療法についてインターネットで調べた結果を次のとおり紹介します。

 GCP療法の薬剤と投与スケジュールは、次のとおりです。

〔薬剤〕
 ジェムザール 1000mg/m2
 シスプラチン 70mg/m2
 パクリタキセル 80mg/m2
〔投与スケジュール〕
 1日目 ジェムザール、シスプラチン、パクリタキセル
 8日目 ジェムザール、パクリタキセル
 21(又は28日) 終了

 また、第270回日本泌尿器科学会岡山地方会プログラム・予稿集(日時:平成18年12月9日(土))のサイトの次の記事が、参考になりました。

 10.進行性尿路上皮癌に対するGemcitabine(GEM)、Cisplatin(CDDP)、Paclitaxel(PAC)―GCP療法-の検討

 谷本竜太、眞鍋大輔、和田耕一郎、枝村康平、小林知子、江原伸、雑賀隆史、那須保友、公文裕巳(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 泌尿器科病態学)

 【目的】進行性尿路上皮癌に対するMVAC療法に替わる治療としてGCP療法を行ってきた。GCP療法の治療効果、副作用について検討した。

 【対象および方法】2003年5月から2006年10月までに、進行尿路上皮癌25症例(男性17例、女性8例、中央値64歳)に対し、GEM1000 mg/m2(days 1、8)、CDDP70mg/m2(day 1)、PAC80 mg/m2 (days 1、8)を3~4週毎に投与するGCP療法を行った。7例でPACを、2例でCDDPを除外したレジメンで投与した。また、11例では化学療法の既往があった。原発は膀胱12例、上部尿路13例であった。近接効果は評価可能病変を有する17症例を対象とした。

 【結果】RECISTでは、PR10例(59%)に認め、SD6例(35%)、PD1例(5.9%)のみであった。さらに、そのPR症例のうち1例はpCRであった。他に癌性腹水を有した1例では腹水の完全消失をみた。副作用については、Grade3以上の白血球減少を14例(56%)に、貧血を5例(20%)に、血小板減少を9例(36%)に認めた。アジュバント目的で行った症例を除く19例の非増悪生存期間は8.5ヶ月、全生存期間は21.0ヶ月と良好な結果であった。

 【結論】GCP療法は進行尿路上皮癌に対して安全で有効な治療であると考えられる。

 出典:第270回 日本泌尿器科学会岡山地方会 プログラム・予稿集(日時:平成18年12月9日(土) 学術集会:午後2時

 上記を読み、かなりの効果を期待しました。残念だったのは、パクリタキセルの脱毛率が高いということです。

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 感度及び特異度の両方は非常に重要で、それらは、両方とも、検査を受けた集団の特徴又は検査で遮断された数値(陽性となる検査数値及び陰性となる検査数値)などの各種要因によって影響され得ます。多くの偽陰性の結果を伴う低い感度の検査は検査を受けている患者の多くの部分の腫瘍の検出に失敗する一方、多くの偽陽性の結果を伴う低い特異度の検査は不必要な侵襲性又は高価な処置につながり、過度の驚きを起こすかもしれません。
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投稿者 fight : 2010年12月02日 05:17
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コメント

ヒデです。

<ガンファイターさんへ>

大変厳しい状況にもかかわらず毎日のブログ更新・情報提供を心から敬服しております。

さて、12月1日に定期検査のCTスキャンと膀胱鏡のを実施しました。

その結果、尿道に転移・再発し切除した尿膜管癌が膀胱と尿道の境の部分に再び腫瘍として確認されました。

6月30日に実施した膀胱鏡検査では腫瘍は全く確認されなかったので、約半年の間で腫瘍というものが生まれてくる速度に大変驚きました。

私の尿膜管癌は腫瘍マーカー:CEA、CA19-9には全く反応(数値の上昇)しません。また、数ヶ月間の細胞診の数値もⅡであったため安心していたところでした。

今回、私にとって一番確実な検査方法は医者が目で観てそれを確認する膀胱鏡しかないと確信しました。

大学医学部付属病院の担当医は直ぐに経尿道的尿道腫瘍切除術(TUR)の日取りの話をし始め、手術日は一番人気のない1月3日を逃すと2月末まで他の患者の手術予約で一杯とのこと。
そこで仕方なくその一番人気のない1月3日入院(TURを実施)の予約を入れて頂きました。

私は直ぐに前回(一昨年前)尿膜管癌が尿道に転移・再発しTURを実施した時のことを思い出し、大変苦痛であった尿道の留置カテーテル挿入や下腹部の膀胱瘻留置カテーテル挿入があるか担当医に尋ねたところ今回はそんな大袈裟なことはやらないと回答で安心しました。

体内にカテーテルという異物が入ることの痛みは7ヶ月間十分味わい、時にはオキシコンチンという麻薬性鎮痛剤でその痛みを抑えていました。
現在のガンファイターさんの状況でカテーテル挿入がどれ程苦痛であることも手に取るように解ります。ご自愛下さい。

しかし、2度目の再発は大変ショックでした。病院から車での帰路、右折する交差点を通り過ぎてしまい結構遠周りして帰宅しました。

いずれの癌患者にとって癌細胞切除摘出手術後の定期検査とその継続の大切さを実感しました。また、病院とは一生のお付き合いになると思いました。


投稿者 ヒデさん : 2010年12月02日 16:03

 ヒデさんへ

 ガンファイターです。

 ブログを書き始めたときは、贖罪(しょくざい)(善行を積んだり金品を出したりするなどの実際の行動によって、自分の犯した罪や過失を償うこと。)という意識、「ブログを書いて病気を治そう。」という思いがあったかもしれません。
 しかし、がんの診断を受けたことは、罪でも過失でもありません。
 また、病状は悪化する一方なので、書くことによって自分を冷静に見つめる機会が増えたように思います。

 自分に残された時間は、思ったよりも短い。少ない情報でお困りの尿膜管がん患者の役に立つよう、自分の経験、調べたことを公開し、患者コミュニティを作ろうとの思いが強まりました。

 ヒデさんの2001年の最初の尿膜管がんの診断、2007年の再発、2010年の再々発は、尿膜管がんとの付き合いが生涯にわたることを覚悟させる厳しい現実ですね。再々発部位が再発部位に近いところだったということは、膀胱内部に潜んでいる可能性が大きそうですね。
 腫瘍マーカーに反応しないタイプとなると、主治医の肉眼観察が頼りなので、ある程度大きくならないと分からないという困った事態です。

 事後観察スケジュールを確実に守られていたお蔭で、早めの対応をとれて良かったですね。しかし、2011年1月3日となると、年末年始もすっきりしませんね。

 なお、私は左右の腎臓にステント留置をしていますが、尿道カテーテルはしていません。

 書き込んでいただいたコメントは、後日のブログエントリー(記事)に尿膜管がん患者情報として引用させていただきます。

 手術の御成功をお祈りします。

投稿者 ガンファイターさん : 2010年12月02日 18:08



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