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2010年02月08日 尿膜管がん患者御遺族のガンパートナーさんからのメール

電子メール

 当ブログに多くの情報を提供してくださった故とんぼーさんの御遺族のガンパートナーさんが、2010年2月5日のブログエントリー(記事)の「悔いなき最期」に対して励ましのメールを送ってくださいました。
 ガンパートナーさんから転載承諾を得たメールは、次のとおりです。

 ガンファイター 様

 ガンパートナーです。ご無沙汰しております。ただ、ブログは毎日拝見しています。

 標記記事読ませて頂きました。以下に所見を述べさせていただきます。

 「人生の最期は右肩下がりに緩やかな曲線を描かない」という「終末医療の専門医」の指摘があることを紹介されていました。
 妻、とんぼーは終末医療を受けました。その私共の経験から、ここにある「終末医療の専門医」の発言には素直には首肯出来ません。
 ここで、「終末医療」を私は、ほぼ「緩和ケア」と考えるからです。つまり「終末医療」は積極的な治療を行うものではないと思います。「終末医療」の定義は「病態をコントロールする」或いは「体調を安定する」ものと考えられ、少なくとも私共の場合「病態を好転させる」「治療をする」というものではなかったからです。
 「積極的な治療を行わない」という前提で「緩和ケア」にほぼ終始するものでした。当初は「体調を安定」して、さらに次の「治療」を受けられるものと考えて「終末治療」に臨みましたが、現実とは大きくかけ離れていました。
 もし、このような「ターミナルケア」を「終末治療」というのであれば、一切の病気の急峻な進行を止めることをしないのが現状ですから「右肩下がりに緩やかに描かない」のは当然です。

 それとも、ここでの「終末治療」とは別の治療を意味しているのでしょうか? 知りたいところです。

 「悔いの無い最期を迎えるために求められる“死の予習”」については、ファイターさんも仰っているように、今、健康である人間も闘病中の人間も同じく必要で大切なことと思います。
 年代を問わず「人生観」「死生観」の希薄な人々が多いと思います。この辺のことは誰も教えてくれるものではありません。「武士道の死生観」や「大義に生きる」といった考えは既に化石化しています。またそれらを示す一定の宗教もありません。哲学という言葉も今や「死語」になっています。

 私たちは妻の「尿膜管癌」罹患後から、人間の「生き死に」に関しては特に時間を割き、語り合いました。特別な宗教観に頼ることもなく、私たち二人で自然に納得できる考え方に辿りついたのは、唯一救いだったかも知れません。

 そして、「医療の不確実性と限界」ですが、私が特に感じたことは現行の治療は「症状の結果診断とその対応」であり、医師には「症状を予知する方法」の持ち合わせが、過去の経験の積み重ねによる他には、皆無のように思えたことです。種々の検査をし、データが採取されても、そのデータを読み取り、将来を予見する論理的手法が全く確立されていないように思います。その意味では、医学は「自然科学」ではなく、医師と患者との対話を主とした「人文科学」のようだとさえ思いました。
 このような医療の現状では「不確実性と限界」があるのは当然だと思ってしまいます。

 以上、感じたままで文意の統一しない内容になってしまいました。すみません。
 ただ、ガンファイターさんの今のご心情は痛いほど理解できます。健康な人間も闘病中の人間も「今という時」の大切さと儚さは同じ意味を持ちます。
 お互い「今」を大切に生きましょう。  Fight and good luck! 

 2010年2月5日記  ガンパートナー

☆★ガンパートーさんへ☆★
 真摯な御経験及び考察に基づく励ましのメールを送っていただきまして、ありがとうございます。

 ガンパートナーさんと奥様の御経験に基づく終末医療、緩和医療、ターミナル医療の問題提起を興味深く読ませていただきました。

 終末医療緩和医療ターミナル医療という言葉の意味の定義が不明なまま、インターネット上の記事を読むと混乱しますね。

 医療の不確実性と限界を知る医師の対応は、患者の症状を予知した対応というよりも患者の容体との出たとこ勝負という感じがします。
 現状では何の治療も検査もないので、今を大切に生きていきたいと思っています。

 なお、とんぼーさんの尿膜管がんの進行による緩和病棟入院経緯は、2009年10月23日のブログエントリー(記事)を御覧ください。また、約5年間の闘病記録は、2009年8月17日のブログエントリー(記事)を御覧ください。

★膀胱がん(尿膜管がん)患者とその家族及び恋人・友人の皆様へ
 膀胱がん(尿膜管がん)は、2008年12月22日のブログエントリー(記事)に書いたように「部屋の中の象(Elephant in the room)」と呼ばれる話題にしにくい病気です。このため、膀胱がん(尿膜管がん)の患者側からの情報は意外に少ないものです。膀胱がん(尿膜管がん)の闘病経験の情報を当ブログのコメントにお寄せくださいますようお願いします。

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 ガンファイターへメールを送られる場合は、米国国立がん研究所が公認する患者運営サイトBladder Cancer WebCafe(膀胱がんウェブカフェ)http://blcwebcafe.org/の仮訳サイトである膀胱がんウェブカフェ(仮訳)に掲載している「管理者へのメール」を御利用ください。送付された電子メールの内容は、メール送付者の御了解を得て当ブログに掲載させていただきます。

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【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 看護師に聞こう
 低い血球数測定
 親愛なるシャロン 様
 私の父は、8月17日に根治的膀胱切除術(膀胱、前立腺及び尿道)と尿路変更手術を行うことになっていました。
 医師たちは、父の膀胱がんの腫瘍が骨盤に達し、リンパ節へ転移していることを発見したので、膀胱又はほかの臓器を摘出しませんでした。
 私たちは、父は血球数測定の結果が低かったため、外科手術の前又は手術中に輸血を持っていたことをちょうど二日前に知りました。
 私は、低い血球数測定が化学療法をするときに非常に重要であることを知っていますが、私はその理由について確信はありません。
 ヘレン
 ↓(詳しくは)
  http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage45.htm

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投稿者 fight : 2010年02月08日 05:01
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コメント

ただひたすら、更新されるたびに拝見させていただいています。生きる力をいただいているような気持ちで癌ファイターさんの記事を拝見させていただいています。本当に感謝しています。

投稿者 りんごさん : 2010年02月09日 06:58

 ガンファイターです。

 励ましのコメントありがとうございます。

 また、毎日のようにブログを閲覧していただきありがとうございます。ほぼ毎日更新の励みになります。

投稿者 ガンファイターさん : 2010年02月09日 07:06



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