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« 2009年第3回加療入院の薬効検査(腫瘍マーカー検査) | トップ | BCAN(全米膀胱がん患者権利擁護ネットワーク)の感動を与える物語コーナー(ジーンの物語) »

2009年05月22日 腫瘍マーカーが14か月ぶりに正常値に

 まずは、昨日(2009年5月21日)に通院して受けた、膀胱がんの中でも珍しい尿膜管がんに対する2009年3回目の2剤併用化学療法(GC療法)の薬効検査である腫瘍マーカー検査報告です。

 結果は、CA19-9(正常値上限:37U/ml)は28.3、CEA(正常値上限:5.0ng/ml)は前回に引き続き正常値上限以下の3.3で、14か月ぶりに両方の腫瘍マーカーは正常値の範囲内になりました。

 次に、順番は前後しますけれども、これまでの経緯、検査結果、主治医の説明及び今後の予定についての職場の上司への報告です。長引く入院や検査を続けるためには、職場の上司や同僚の理解と協力は欠かせないことから、報告書を次のとおりまとめました。

【腫瘍マーカー検査結果】
 腫瘍マーカーCA19-9及びCEAは、正常値の範囲内になりました
 CA19-9(正常値上限:37U/ml)の経過は、次の図のとおり。

CA19-9(正常値上限:37U/ml)の経過

【主治医の意見】
1 希少な尿膜管がんの統計データはないが、全身化学療法により尿膜管がん患者の腫瘍マーカーが2回正常値になった例はないと思われます。

2 腫瘍マーカーの正常値がいつまで続くかという科学的データはないこと、全身化学療法は永遠に実施できないこと、副作用による臓器(肝臓、腎臓、骨髄)の損傷を回復させる必要があることから、慎重に経過を観察することとし、腫瘍マーカーが正常値を超えれば全身化学療法を行います。

3 検査データから貧血症状が出ているが、日常生活、仕事に制約はありません。服用薬は、ありません。

【尿膜管】
 成人では尿膜管は5cm程度であり、へそと膀胱頂部を結ぶ下1/3の点にあたる部分から膀胱前上壁に連なり、管腔は開残している例もあり、膀胱とも3人に1人の割合で交通していると言われている(出典:CiNii-26.尿膜管癌の細胞診(第7群総合〔腎・尿〕,一般講演,第22回日本臨床細胞学会総会))。尿膜管にがんが発生する割合は、約100万人に1人できわめて珍しい。

尿膜管及び膀胱の位置関係

【今後の検査予定】
 2009年6月上旬 腫瘍マーカー検査
 2009年6月中旬 CT検査
 2009年6月下旬 腫瘍マーカー検査

 以上です。

 最後に、昨日の主治医の診察です。
 診察室の患者を呼び出す大型ディスプレイは、主治医の診察が1時間遅れであることを表示していました。病院の待合室では、次の画像の「死ぬまでにしたい 101のアラ技」(リチャード・ホーン 近藤 修訳 早川書房)を読みました。

死ぬまでにしたい 101のアラ技

 この本の100ページの100歳まで生きようという項目の次の内容が、生き残るヒントだと思いました。

 死は、あらゆる人に影のように付きまとう。100歳まで生きたければ、つねに死より一歩先んじていなければならない。生と死が隣り合わせだと心得て、死なないほうの道を歩く。けっして踏み外してはいけない。そのどこがおもしろい?そうだね、そう思うなら、たまには死に挑んでみるのもいいだろう。

 私が診察を受けた時間は、病院の診察時間終了間際でした。
 診察室では、腫瘍マーカーの正常値化を主治医とともに喜びました。しかし、尿膜管がん患者は数が少ないことから、治療に役立つ統計データはありません。全身化学療法を連続して実施するかどうか、間隔を空けるかどうかの判断に迷いました。判断材料の一つに、CT検査による画像診断があります。直近のCT検査日は、約4か月前の2009年1月9日です。最新のCTによる画像診断の状況を知るために検査予約をお願いしました。CT検査は3週間先まで予約が詰まっていましたので、6月中旬に検査日程を組んでいただきました。
 6月のCT及び腫瘍マーカー検査結果で、進むべき道を決めることにしました。

 また、短い時間に症状を要領良く伝えられるよう、2009年5月21日のブログエントリー(記事)に書いた自分の症状などを記載したA4サイズの報告書と「尿膜管がんの母集団を基礎とする生存データ」の仮訳は、病院の電子カルテのデータとしてスキャニングされました。

 主治医も私も、これから先のことはさっぱり分かりません。私が歩むことになる未踏の道が、死なないほうの道であることを祈るだけです。

 なお、支払い窓口では、2,780円を支払いました。

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【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 膀胱がんについて(その2)
 欧米の工業国における膀胱がんの90%以上は移行上皮がんですが、これは細胞が立体(膀胱が空のとき)の状態から平面(膀胱が充満のとき)の状態まで大きさが変わる機能を持っているのでそう呼ばれています。腎臓又は尿管から発生する移行上皮がんは、上部尿路上皮がんとして知られ、発生率5%の稀なものですが、悪性のものです。上皮内がんは、移行上皮がんの診断の約10%を占めるでしょう。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage228.htm

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投稿者 fight : 2009年05月22日 05:04
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コメント

がんファイターさん

良い結果おめでとうございます。
がんファイターさんの経過をみるにつけ予想というものはあたらないものだとうれしく思います。
おそらく医学的常識からは随分と外れた経過をとられていると思います。そのことががんファイターさんのもつ何かから生まれてきているのだろうと思います。

本当にすばらしいことです。

投稿者 加藤眞三さん : 2009年05月23日 09:46

 ガンファイターです。

 励ましのコメントありがとうございます。

 2009年1月に尿膜管がんの腹膜播種により胃閉塞になり約3週間入院したときには、余命はあと1年くらいかもしれないと恐怖を感じました。

 また、数少ない尿膜管がんの英語サイトには必ずpoor prognosis(訳注:予後不良(病気の回復の望みがもてず早晩死を免れないこと。))と病気の説明が書いてあり、生と死が隣合わせだと実感しています。

 仕事を続けながら治療を受けています。診断を契機に禁酒しました。健康食品は食べていませんし、食事療法はしていません。代替医療も受けていません。ベジタリアンではありません。
 がんと共に生きていかないといけません。抗がん剤の投薬のときは過度の期待はしていないのですが、今回の腫瘍マーカーの正常値化は信じられません。

 尿膜管がんの情報はきわめて少ないので、尿膜管がんサバイバー(患者・治癒者・御家族・友人等)のコメントをお待ちしております。

投稿者 ガンファイターさん : 2009年05月23日 12:32

いや 腹膜播種と知ったときには、私はもう3ヶ月も持たないかもしれないと思ってしまっていました。

それがこのような経過となるとは、本当に奇跡的な回復力だと思います。


回復することだけが希望であるとはいいたくありませんが、ともかく回復したことは素晴らしいことです。

投稿者 加藤眞三さん : 2009年05月25日 11:56

 ガンファイターです。

 励ましのコメントありがとうございます。

 尿膜管がんの腹膜播種についてのインターネット上の記事は見つからず、胃がんの場合の腹膜播種の記事を読むと、全身転移の一つ、余命は1年以内と書いてあり、恐怖を感じました。

 いよいよ世界旅行に行く時が来たと思いました。しかし、腹膜播種の治療のために、24時間体制で点滴を受けており、外出することはできませんでした。
 
 幸い、薬効があり、2009年3月25日のブログエントリー(記事)に書いているように、オランダのアムステルダムに行き、膀胱がんウェブカフェ運営者のウェンディ・シェリダンさんと再会しました(http://melit.jp/voices/fight/2009/03/post_517.html)。

 このときに、死ぬまでにしたいことは、人生の早い段階から計画し、元気なうちから実行すべきだと反省しました。

投稿者 ガンファイターさん : 2009年05月26日 06:42



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誠に申し訳ありませんが個別の治療相談は行っておりません。
詳しくは「ご利用上の注意」をご覧ください。

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