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2008年05月01日 翻訳精度

 米国国立がん研究所公認患者サイトBladder Cancer Webcafe(以下「膀胱がんウェブカフェ」といいます。)の仮訳を紹介するブログとかたるからには、翻訳精度が重要になります。

 翻訳精度についてインターネットで調べると、「翻訳の精度とは、誤訳や誤訳を招く可能性がある不適切な訳を含む可能性の度合いです。誤訳や不適切な訳が人命に関わるような場合には非常に高い翻訳精度が求められます。」と説明してあるサイトがありました。(出典:翻訳会社の翻訳料金_翻訳精度や保障要求が翻訳料金の見積もりに与える影響

 翻訳精度にかかわってくる私の翻訳経験などを次のとおりまとめてみました。

 私は、昨年の尿膜管がんの診断を受けて入院する直前に2年契約米国勤務の内示が出ていました。ただし、(診断を受けて渡米は断念しました。勤務先の米国勤務の基準は明示されていませんが、過去の事例からするとおおむね英検準1級又はTOEIC760点以上だと思います。
 私は、若いころに職場の半年間の英語及び経営マネジメントの米国研修を受け、前記の基準のすべてを満たしており、キャリア歴に英日翻訳経験と翻訳会社に発注した英文和訳及び和文英訳の成果品検収の5年間の経験があります。

 それでは、フリーランス翻訳者に向いているのかというと、翻訳スキル以外の電話対応、経費管理、顧客営業、売り込みというスキルと不安定な仕事量と収入に耐えられる自信は全くないので、向いていないです(出典:JAT Web フリーランス翻訳者の営業と業務管理 - 翻訳学校や本では学べないノウハウ)。

 さて、インターネット上でその気になれば海外のがんに関する情報も得られる時代と言われますが、実際に医療系の英語サイトを読んでみると、英語そのものは難解な文法が使われているわけでもなく読みやすいものが多いのですが、医療専門用語が結構多く、いろいろ調べないと良く分からないことから、敷居は高いと思います。

 私は医療の専門職ではないので、翻訳の過程でインターネットや医学英和辞典などでいろいろ医療専門用語を調べて専門性を高めて、精度をあげるように努めました。翻訳のレベルについては、米国国立がんセンターが公認する膀胱がんウェブカフェの情報の自分の勉強成果の共有として公開することを目的にした参考程度の直訳レベル、医療の専門職にとっては、インターネット上の無料翻訳サービスよりましなレベルでしょう。(参考:無料翻訳サービスの精度は?:トラブル解決お答えします

 このほか、英文翻訳料金について調べていると、JTF日本翻訳連盟が英語の原文1語あたりの料金の目安を次のとおり示していました。

 英語の原文1語あたりの料金の目安
 コンピューターマニュアル 30円
 一般科学・工業技術 35円
 経営管理・財務・契約書 40円
 医学・薬学 45円
 特許明細書 50円

 前記の目安に基づき、直近に翻訳した膀胱がんで亡くなられた方の霊に捧げる。(スーザン・ミシェル・エバンス)を試算しました。この英文の文字数は1699文字です。英文の内容は、スーザン・ミシェル・エバンスさんの経歴と詩なので前記の分類項目に当てはまるものはないことから、便宜的に最も安いコンピューターマニュアルの単価で次のように試算しました。

 30円×1699文字=50,970円です。翻訳した日本語は、htmlで3ファイルなので、1ファイル=50,970円÷3≒16,990円となります。
 膀胱がんウェブカフェ(仮訳)の現時点のすべての翻訳ファイル数は240ファイルで、そのうち医学関係の翻訳ファイル数は2/3ですが、便宜的に前記の単価で試算すると16,990円×240ファイル=4,077,600円→約400万円です。
 ちなみに、医学・薬学の単価はコンピューターマニュアルの単価の1.5倍ということを考慮して試算すると、 16,990円×80ファイル(体験談等のファイル数)+16,990円×1.5×160ファイル(医学・薬学関係のファイル数)=5,436,800円→約500万円です。
 もっともこれらの金額は、翻訳会社などに支払われるもので、翻訳者に入るのはそのうちの何割かでしょう。 

 英語の膀胱がんウェブカフェを最初に見つけたとき、患者の教科書としてこれは翻訳する価値があると思いました。しかし、400~500万円もかけて翻訳するお金はありません。そこで、自分の勉強として翻訳を始めて、ついでにサイト運営者のウェンディ・シェリダンさんの翻訳公開許可を得て公開しました。
 翻訳精度に客観的な基準はありませんから、前記金額の費用対効果は、膀胱がんウェブカフェ(仮訳)をお読みになった患者、患者の家族若しくは患者を愛する人又は医療関係者の判断です。
 なお、1ファイルの翻訳・校正とホームページ更新時間は、約2時間30分かかっています。

 膀胱がんウェブカフェ(仮訳)は、判断を誤って治療が遅れたとか亡くなるというような翻訳があるとは思っていませんが、症状があるのであれば、直ちに医師に専門的、医学的意見を求めてください。また、内容に関する正確な情報を得るためには、必ず原文を御確認ください。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 免責条項
 これらのページに含まれる情報は、いかなる医学的アプローチ、治療又は処方を保証するものではありません。
 もし、あなたに症状があるのであれば、直ちに専門家や医師に意見を求めてください。当サイトの項目は、あなたの医療専門家と議論するための可能性のある選択肢としてのみ掲載しているものです。
↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage10.htm

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投稿者 fight : 2008年05月01日 06:21
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コメント

確かに誤訳により命を失うようなことがあってはならず、翻訳の精度は大事ですね。翻訳の難しい箇所は英文のままで残したり、併記することが必要かもしれませんね。そして、主治医とよく相談してもらうことでしょうね。

医師であっても時々誤訳はあるものです。

投稿者 加藤眞三さん : 2008年05月07日 02:28

 ガンファイターです。
 
 御助言ありがとうございました。

 一般人の私が総合病院の主治医に期待することは、インターネットなどでは得られない専門的な知識や海外のホームページを翻訳していて調べても分からない専門用語、臨床試験のことです。

 しかし、主治医は大変お忙しそうなので、要領よく質問内容を整理してパソコンに入力してプリントアウトしたものをお渡しして、返事をもらうようにしています。

 確かに翻訳の難しい個所や、いくら調べても日本語訳がない医学専門用語や臨床試験中の薬の名前などは英文のまま残すしかないですね。

 併記については、膀胱がんウェブカフェの場合は、用語集は併記にしましたが、それ以外は出典のURLを明らかにしているので、面倒ですがクリックして探してもらう仕組みになっています。

投稿者 ガンファイターさん : 2008年05月07日 06:33



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