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2007年12月22日 ブログ開始前の出来事~最初の診断

 幸運にもメリット(MELIT)でブログを開始することができた日は、最初の診断から約3か月後の2007年7月6日でした。2007年7月6日以降のブログエントリー(記事)には闘病生活を主に書いていたことから、膀胱がんの中でも珍しい尿膜管がんの診断に至る経緯を詳しく書いていませんでした。
 退院したので、この1年余りのことを整理しようと思い、診断に至るまでの出来事を少し書いてみます。

 2007年3月に同年4月から2年間の渡米勤務の内示が出ました。長期渡米予定だったので、歯科医や気になる老眼などを診てもらえる病院やクリニックへ行きました。このころ、1日に何回か便意があるのに便が出ないという状態が続きました。インターネットでこの症状を調べていると、大腸がんの疑いがあると書いてあったので、ひょっとするとがんかもしれないと心配になりました。

米国旗

 しかし、就労ビザ取得や現地での不動産契約などの渡米の準備も大変忙しく、また、時差のため深夜に電話することがあったりして生活が不規則になっているので、便秘がちになっているのではないかと勝手に思っていました。結局、便秘については、最後の最後まで後回しにしていたのです。
 2007年3月後半には、就労ビザを取得し、現地の賃貸マンションの契約も済ませ、送付する荷物の箱詰めも終わり、職場での壮行会もやってもらいました。

 いよいよ出発の1週間前に便秘が気になるので、ホームドクターの病院で下剤や整腸剤を2か月分ほどもらうついでに、念のため詳しく検査してもらおうと思って数日間通院しました。
 最初は、単なる便秘と思っていたホームドクターも、数回目の診察のときに念のため肛門及び直腸部分の触診をされました。すると肛門用の内視鏡で確認の上、直腸の周りを何かが圧迫している、当院では直腸・大腸用の内視鏡がないため精密検査はできないが、市内の総合病院の副院長を良く知っているので、直接予約を入れるから午後に精密検査を受けるようにという診断でした。
 ホームドクターは検査結果が出るまで渡米を延期したほうが良いと言われ、すぐに点滴の処置と血液検査を行われました。そのときは、長期の渡米なので、念のための検査くらいにしか思っていませんでした。

 2007年3月29日(木)に昼食をとらずに総合病院へ行きました。
 急いで受付を済ませると、事前の予約に拘束されないフリーの副院長(外科)が急患扱いで検査を行ってくれました。大腸内視鏡検査の結果、大腸がんではないことが分かりました。便秘をしている状態での大腸内視鏡検査は苦しいもので、息は荒くなり、冷や汗を流しながら検査を受けたことを今も覚えています。終了後、憔悴(しょうすい)し、生まれて初めて車いすで運んでもらいました。

車いす

 その後のCT(コンピューターX線体軸断層写真)走査、超音波及び腫瘍マーカーの検査結果を見られた副院長が泌尿器科の医師に内線電話をして、腫瘍マーカーCA19-9が異常高値で膀胱腫瘍ということはあるのかと確認されました。副院長が内線電話でそういうこともあるんだとおっしゃっているのが聞こえました。この言葉を聞いて、私の心臓の鼓動が大きくなっているのが分かりました。
 副院長は受話器を置いてから、どうも膀胱に腫瘍ができていると思われるが、悪性なのか良性なのかを確認するための精密検査をする必要があるので、渡米を延期するようにと私に告げらました。

 米国行きの飛行機に乗る五日前に、予想もしない臓器についての突然の告知です。
 このときの自分の気持ちや経験は、膀胱がんウェブカフ(仮訳)の次の箇所が代弁しています。
 

 物事は突然冷たく又は遠くなったと感じるかもしれず、色と音は空気が抜けたか、異なるか又はずっと遠くにあるようであるかもしれません。まさしくそのフロアは私たちの足元で安定している感じがしないかもしれません。安全及び人生の予測可能性について何かが変わったという突然の深い意識が起こるかもしれません。私たちは、本当は正しく聞こえなかったと思うかもしれません。このことはどのようにあり得るのでしょうか。どのようにこれは起こり得るのでしょうか。それは多くのことが頭をめぐる秩序を乱す時間、沈黙及び透明の瞬間又は無感覚状態の時間であり得るかもしれませんが、最初の考えと情報の一見して粉々に壊れた断片が後ほど分類されなければならないでしょう。
 ↓(詳しくは)
http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage123.htm

 (次は前記仮訳の原文です。)
 Things may suddenly feel cold or distant, colors and sounds may seem flat, different or far away. The very floor may not feel stable under our feet. There may be a sudden profound sense that something has changed about the safety and predictability of life. We may feel that we have not really heard right. How can this be? How can this have happened? It can be a disorganizing moment, with a lot of thoughts flooding in, or a moment of silence and clarity, or a time of numbness, where those initial thoughts and seemingly fragmented pieces of information will have to be sorted out later.

 出典:http://blcwebcafe.org/eolissues.asp

 処置室で点滴を打たれながら、院内で禁止されている携帯電話でこっそりと人事課と職場に診断結果を報告したときは、これで終わったという思いで打ちひしがれました。
 2年間の米国勤務というまばゆいばかりの閃光(せんこう)のキャリアは、一瞬の夢か幻になりました。渡米準備のために買いそろえたガイドブックを読み、含まらせた夢や希望はシャボン玉の泡のようにはじけて消えました。

 その後の経尿道的膀胱腫瘍切除術及び病理学検査結果は、残念ながら、私の夢、希望及び期待を打ち砕く最悪の結果だったのです。
 それから、約3か月後にメリット(MELIT)でブログを開始しました。

 なお、便秘の原因は、後日病名が確定した膀胱がんの中でも珍しい尿膜管がん浸潤し、直腸を圧迫していたからでした。

【膀胱がんウェブカフェ(仮訳)】
 サイトの使命を更新しました。
 Bladder Cancer WebCafe(膀胱がんウェブカフェ)への寄附方法が、ペイパルのインターネット決済のみになりました。
 なお、2008年1月4日に銀行送金が加わりました(2008年1月4日追加)。
 ↓(詳しくは)
 http://idomov4.netfarm.ne.jp/~bh001111/4644072b/i/newpage3.htm

 ペイパル(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/PayPal

 念のために前記は膀胱がんウェブカフェへの寄附をお願いするものでも強要するものでもありません。

 ペイパルの寄附の入力画面は日本語に対応しておらず、英語なので敷居は高いです。
 そうはいうものの、メリットでも寄附を募っていたことを思い出しましたが、ペイパルのような送金システムは便利だなと思います。

投稿者 fight : 2007年12月22日 09:31
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